ジュートバッグとは?素材の特徴・人気の理由・お手入れ方法

ナチュラルな見た目で人気の「ジュートバッグ」。無印良品や100円ショップでも見かけるようになり、エコバッグやノベルティとしても定番になりました。でも「ジュートって何?」「麻とは違うの?」と聞かれると、意外と答えにくいものです。

この記事では、ジュートバッグの素材の特徴、人気の理由、メリット・デメリット、長く使うためのお手入れ方法まで、わかりやすく解説します。

ジュートバッグとは

ジュートバッグとは、植物の繊維「ジュート」を織った布で作られたバッグのことです。ジュートは日本語で黄麻(こうま)とも呼ばれ、広い意味では「麻」の仲間に入ります。ただし、衣類によく使われるリネン(亜麻)やラミー(苧麻)とは別の植物です。

ジュートの繊維は、背の高い草の茎から取り出されます。繊維は太くて丈夫で、自然な金色のツヤがあることから「ゴールデンファイバー(黄金の繊維)」とも呼ばれています。コーヒー豆や穀物を運ぶ麻袋(ドンゴロス)にも、昔からジュートが使われてきました。

ジュートの主な産地はバングラデシュとインド

世界のジュートのほとんどは、インドとバングラデシュで生産されています。ガンジス川・ブラマプトラ川の流域は、高温多湿で水が豊富なため、ジュート栽培に最適な土地です。

なかでもバングラデシュは世界最大のジュート輸出国で、ジュートは国を代表する産業のひとつです。原料の繊維だけでなく、バッグ、ラグ、かご、インテリア用品など、さまざまなジュート製品が作られ、世界中に輸出されています。

ジュートバッグが人気の理由

1. ナチュラルでおしゃれな見た目

ざっくりとした織り目と自然な色合いは、カジュアルな服装にもきれいめな服装にも合わせやすく、季節を問わず使えます。刺繍やリボンでアレンジを楽しむ人も増えています。

2. 丈夫で重いものも入る

ジュートの繊維は強く、伸びにくいのが特徴です。買い物や荷物の多い日にも安心して使えます。

3. 環境にやさしい素材

  • 成長が早く、種まきから約4〜5か月で収穫できる
  • 栽培に使う農薬や化学肥料が比較的少なくてすむ
  • 天然繊維なので、最終的に土に還る(生分解性)

2020年7月にレジ袋が有料化されてから、繰り返し使えるエコバッグの需要が高まり、自然素材のジュートバッグにも注目が集まっています。

4. 手ごろな価格

原料が比較的安く、大量生産もしやすいため、デザイン性のわりに手に取りやすい価格の商品が多いのも魅力です。

ジュートバッグのメリット・デメリット

メリットデメリット
丈夫で破れにくい水に弱く、濡れるとシミやカビの原因になる
ナチュラルでおしゃれ繊維が服につくことがある
環境にやさしい天然素材購入直後は独特のにおいがすることがある
価格が手ごろ洗濯機では洗えない(型くずれ・縮みの原因)

デメリットの多くは、内側にラミネート加工(防水コーティング)がされたタイプを選んだり、正しくお手入れしたりすることで、かなり防ぐことができます。

長く使うためのお手入れ方法

  • 汚れ:乾いたブラシで軽く払う。部分的な汚れは、固くしぼった布でたたくように拭く
  • 濡れたとき:タオルで水分を吸い取り、風通しのよい日陰でしっかり乾かす
  • におい:購入後しばらく、風通しのよい場所で陰干しすると気になりにくくなる
  • 保管:湿気の多い場所を避け、型くずれしないよう中に紙などを入れておく

失敗しないジュートバッグの選び方

  • 内側の加工:ラミネート加工ありなら、水や汚れに強く型くずれもしにくい
  • サイズ:通勤・通学ならA4が入るか、買い物用ならマチの広さを確認
  • 持ち手:重いものを入れるなら、持ち手が太く縫製がしっかりしたもの
  • 縫い目:糸のほつれや縫い目の粗さがないかチェック

企業・店舗向けのジュートバッグについて

ジュートバッグは、ロゴを入れたノベルティ、イベントの記念品、ショップのオリジナルバッグとしても人気があります。まとまった数量が必要な場合は、産地から直接調達することで、デザインや仕様の自由度が高くなります。

川崎市のデワン・トレーディングでは、バングラデシュのジュート製品の輸入調達についてのご相談を、日本語・英語・ベンガル語で受け付けています。お問い合わせはこちら。

まとめ

  • ジュートバッグは、植物繊維「ジュート(黄麻)」で作られたバッグ
  • ジュートの主な産地はインドとバングラデシュ。バングラデシュは世界最大のジュート輸出国
  • 丈夫・おしゃれ・環境にやさしい・手ごろな価格が人気の理由
  • 水に弱いので、濡れたらすぐに陰干し。洗濯機は使わない

天然素材ならではの風合いを楽しみながら、ぜひ長く愛用してください。


執筆:アクバル・デワン(Akbar Dewan)|デワン・トレーディング代表。神奈川県川崎市を拠点に、日本とバングラデシュ・中東をつなぐ輸出入事業を準備中。日本語・英語・ベンガル語に対応。

Scroll to Top